自称エコノミストと競馬。の巻(mixi日記より転載)

こう見えても結構自分では合理主義者だと思ってる。
今回の郵政解散から総選挙への一連の動きの中でも、
そのキモである郵貯の民営化には賛成。
預金総額が300兆円を越えるとも言われるこの宝の山を掘り起こす事で、
きっと日本の経済は活力を取り戻すであろう。
ただ今の国民に景気回復を待つだけの体力があるかどうか。
ワイドショー選挙に夢中になって小泉マンセーになりかけていたが、
肝心な事は国民の所得が減り続けているという事。
年金制度や税控除など先にすることはいくらでもある。


そんな不景気の中で前年の売り上げから大凡5%ほど伸ばしているのが中央競馬会(以下JRA)である。
25%という法外なテラ銭を胴元のJRAが持っていくのだから、
競馬を永続的に続けていけば参加者の回収率はその残りの75%に収束していくのは言うまでもない訳である。
パチンコなどが10%の控除率であるのを考えると、
その法外さは一目瞭然の非効率さである。
では同じギャンブルでも、なぜパチンコではなく競馬なのか?
答えは簡単でアタリを引くまである程度の投資が必要なパチンコ(パチスロ)に対して、
競馬は100円でアタリが引けるという事。
ギャンブルというものに興味を持ち始めた当時はフローが少なかった為か、
これが決定打となったように思う。

ではなぜ抜け出せないのか?
機械相手のパチンコに比べて確かに効率は悪いものの、
競馬というのは生身の馬という生命体を用いているのだから性質が悪い。
僅か2分程度のレースで走っていた馬の仔が5年もの歳月を経て同じレースに走っていたりするのだから。
それを同じスタッフが手がけていたりすると、更に感情が入ってしまう。

俗に経済動物と言われる競走馬に自称エコノミストがハマってしまうのだから、
競馬というギャンブル若しくはスポーツは実に不思議なものである。


次回はもう少しマシなネタ投下します(笑。